クモ、マダニ、ダニ・・・これらは、人間の生活圏内にちゃっかり溶け込んで棲息しています。

クモは、簡単に目にすることができるでしょう。

一方、マダニやダニは、簡単に見つけることができません。

ですが、意外と身近にいる様です。

また、この3種類は、とてもよく似ていて、でも、よく観察しないと見分けが難しいともいわれています。

この3種類の違いを調べてみます。

クモ マダニ ダニ 違い

それぞれの分類

ほとんどの昆虫についての説明

  • 「頭、胸、腹」の3つに分かれていている
  • 足は胸から生えていて6本ある

・・・などが挙げられます。

ほとんどのクモについての説明

  • 昆虫図鑑には載っているが、実は昆虫ではない
  • 「頭、腹」の2つからできていて、足は8本ある
  • 足は、「頭の腹に近い部分」から生えている
  • 目は、通常8個
  • 大きさは、おおむね1mm~20cmと、種類によって幅広い
  • 巣を作る時や餌を捕える時に糸を出す
  • たいていのクモは餌を捕えるための人間には影響がない微量の毒を持つ

・・・などとなっているそうです。

ほとんどのマダニ、ダニについての説明

  • クモの様に、体が部位によって分かれているわけではない
  • 豆の様にコロンとした体に口や足などが全部付いている
  • 大きさは、おおむね0.3~10mmで、マダニがダニの中でも最大といわれる
  • 足の数が「幼虫は6本」、「成虫は8本」と、成長すると増える

・・・などとなっているそうです。

クモについて

節足動物門(セッソクドウブツモン)クモ綱(クモコウ)クモ目(クモモク)に分類される。

棲息地域

  • 低温にも高温にも幅広く適応でき、高所を含む地球上の水中以外の地域全域
  • その場所に棲み続ける種類と、移動しながら棲息する種類がいる
  • 巣を作る種類と、作らない種類がいる
  • 「落ち葉の下や隙間に棲む」、「土の中に棲む」、「地上に棲む」などの種類がいる

・・・などといわれている様です。

餌の捕り方

餌は、昆虫、ミミズなど自分が食べられると判断したものは何でも食べます。

巣を作る種類の場合は、目(視力)は良くないので振動を感じて餌を捕ります。

巣を作らない種類の場合は、「飛びかかる」、「待ち伏せる」、「追いかける」、「おびき寄せる」など、巧妙な手段を持っています。

人間にとってのクモ

  • その形から、人間からは嫌われている
  • 海外から入ってきたセアカゴケグモのような「毒グモ」以外のほとんどのクモは、人間に害を及ばすことがない
  • 農業害虫、衛生害虫などの害虫を餌にする「益虫」とされる

・・・などといわれている様です。

マダニについて

節足動物門(セッソクドウブツモン)クモ綱(クモコウ)ダニ目(ダニモク)に分類される。

棲息地域

人間の住宅内(屋内)ではないが、庭や公園、河原や草原など、人間の近くに棲息する様です。

夏を挟んで活動し、冬は休止するのが一般的ですが、一部は冬も活動します。

餌の捕り方

  • 行動する人間や犬、猫などに噛み付く
  • 皮膚に噛み付いて、血を吸う

・・・などの様です。

人間にとってのマダニ

〈噛まれた(刺された)ことが後になって気が付いた場合

皮膚が炎症を起こし赤く腫れるが、痒みはないことが多い。

〈噛まれた(刺された)ことが今まさに起こっている場合

無理に取ろうして、マダニが持つバイ菌が皮膚の中に侵入すると重症化する可能性がある。

・・・などといわれている様です。

また、マダニを介して感染する最も危険といわれているのが「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」ウイルスで、命を落とす危険性があるにも関わらず、治療方法は見つかっていません。

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マダニ以外のダニについて

節足動物門(セッソクドウブツモン)クモ綱(クモコウ)ダニ目(ダニモク)に分類される。

棲息地域

  • 人間の生活圏内(屋内)のカーペットやたたみ、布団や枕、または食品、ネズミの体や巣など
  • 比較的新しい家やたたみ

・・・などの様です。

餌の捕り方

  • 夜行性なので、活動は夜である
  • マダニ以外のダニの中で、人間の血を吸うダニはツメダニとイエダニが有力であり、ツメダニとイエダニの「餌になるダニ」にはヒョウヒダニやコナダニなどがいる
  • 人間の血を吸うツメダニとイエダニが、餌となるヒョウヒダニやコナダニなどの体液を吸餌となるダニが多ければ、人間の血を吸うダニも増える
  • ツメダニは、血を吸わず、刺す
  • イエダニは、ネズミに寄生するが、寄生したネズミが命を落とすと、次のネズミに寄生する
  • イエダニは、寄生するネズミがいない場合、人間の血を吸うことがある

・・・などといわれている様です。

人間にとってのマダニ以外のダニ

ツメダニの特徴は、

  • 刺されると、遅延性アレルギー皮膚炎となり数日後にアレルギー症状が出る
  • 夜行性なので、人間が寝ている間に、柔らかい部分を刺す

・・・などの様です。

イエダニの特徴は、

  • 夜行性なので、人間が寝ている間に、血を吸う
  • 血を吸われると、それが元で感染症を引き起こす恐れがある

・・・などの様です。

どちらも、皮膚が触れる布団や枕などからの影響が大きい(被害を受けやすい)そうです。

まとめ

クモとマダニとダニの違いは、「人間に悪影響を及ぼすかどうか」だと思いました。

調べてみて、クモは、近年、海外から入ってきた「セアカゴケグモ」という毒クモを除けば、「益虫」といわれていることを改めて確認できましたが、海外からの毒クモに対して無頓着だったことも、改めて思い知ることになりました。

ダニの被害は、アレルギー症状を起こすことでした。

特に、マダニは、ほかの種類のダニとは違い、重大な感染症の感染源になっていることが分かりました。

近年、セアカゴケグモの危険性も報じられていますが、この2種類には、十分気をつけた方が良さそうです。

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